木製キッチンツールのお手入れ方法——長く使うための基本
桜木のヘラやしゃもじは、正しいお手入れをすれば何年も美しく使い続けられます。
木製のキッチンツールは、使うほどに手に馴染み、暮らしの道具として愛着が増していきます。しかし、水や熱への扱い方を誤ると、反りやひび割れの原因になります。まず基本として、使用後はすぐにぬるま湯と柔らかいスポンジで洗い、長時間の浸け置きは避けてください。食洗機は木材を傷めるため使用しないことをおすすめします。
洗った後は清潔な布でしっかり水気を拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。直射日光の当たる場所や、コンロのそばなど熱がこもりやすい場所での保管は避けてください。乾燥が進むとひびが入りやすくなるため、保管場所の湿度にも気を配ると長持ちします。
3〜6か月に一度、食用のオイル(えごま油やオリーブオイルなど)を薄く塗り込む「オイルケア」を行うと、木材の乾燥を防ぎ、表面のつやが保たれます。オイルを塗った後は余分な油を布で拭き取り、一晩置いてから使用してください。これだけで道具の寿命が大きく変わります。
表面に細かい傷が気になってきたら、目の細かいサンドペーパー(#400程度)で軽く磨いてからオイルを塗ると、新品に近い状態に戻すことができます。木の道具は消耗品ではなく、手をかけるほど育つ道具です。日々のちょっとしたケアを習慣にして、長く使い続けてください。